2回目のここちよさ?
2004年5月11日 恋愛LOVE AND REASON DOES NOT GO TOGETHER
あー思い出しちまった。( )を。
あれは、高校3年。フユの恋に敗れた戦士をハルが暖かく迎えてくれた。
そのとき、俺は陸上部に所属。
大して、めだった選手ではなかったが
みんなよりいっこ上ということもあり、
ちゃんとがんばっていた。ムードメーカにちかかったかな?
後輩にたいしてもアラスカじこみの
明るさで振る舞い、残りの陸上部人生を謳歌していた頃だった。
そして、夏前には引退。
そして、大学受験。
もう、おれは大学受験の準備のため予備校に通っていた。
そんな、ある日。事件は起こる。
練習を終え、着替えに戻ろうと更衣室に戻る途中。
「あのー先輩ちょっといいですか?」
声を掛けてきたのは1年のマネージャの女の子。
「おー、Kちゃん、どうした?」
「お話が…」
正直皆目見当もつかず、
「なぁに?」
と歩く足取りを止めると、
「いきなりで申し訳ないんですが、
実はわたし先輩の事が好きなんです。付き合ってもらえませんか?」
「????????」
「*****」
「…」
「あ、ありがとう」
というのが精一杯。
とおもいきや、そんときははっきり覚えている。
なんていったのかを。
正直、そのKちゃんのことは単なる可愛い後輩。
それ以上でもなく、それ以下でもなかった。
だから、いわれるまで意識したことはなかった。
「気持ちは嬉しいんだけど、俺さー今後受験が控えているんだ。だから、恋愛しちゃってもちゅうと半端になると思うし。ちょっと今は返事できないや。ごめんね」
みたいなことを言った気がする。
俺には余裕がなかったのだ。心の余裕が。
だが、
だが
だが…
よーく考えてみた。
たしかに受験に恋は禁物。どこかに甘えが生じるからだ。
両立できるひとはそうはいない。
ていうことは、
俺次第ってこと。
振り返れば、高校生活もあとわずか。
自分に厳しくあれば、ちちょっとは楽しい生活が送れるかも?
そーだ、俺次第だ。
なぜかその当時は結構な自信家。
「よし」
1週間後。
部活が終わって今度はおれがKちゃんを呼び止める。
「この前の返事なんだけどさ、おれさー考えてみたんだ。受験を理由にして恋をしないっておかしいんじゃないかって」
「正直、Kちゃんのことは可愛い後輩だと思っていた。けれど、告白されて、考えるようになって、うーむなんていえばいいんだろう。気になり始めたっていうか。」
「でも、やっぱり受験っていうのはしっかりやりたいし、土日もそうはあえないと思うんだ。だから、付き合っていけばいくほど、どんどん迷惑をかけると思う。それでもよかったら、つきあってもらえませんか?」
やっぱ自分がちょっとでもかっこいいと思ったときのことはおぼえているもんだなぁ。
そんときのKちゃんのはにかんだ、そしてすこしびっくりした表情はいまでも覚えている。
Kちゃん「はい、よろしくおねがいします」
ここから、第2の恋愛が始まったのだ。
そして、部活が引退になるまで、いつも一緒に帰った。
周りにはわからないように。
2人の時間。
手をつなぐわずかな一瞬。
はじらいのあるキス。
急に抱きしめる。
下駄箱に手紙を入れあったテスト期間中。
後ろ手に手をつないで話した廊下。
思い出すと走馬灯のように思い出す。
いい思い出は、いつ思い出しても色あせない。
そして、
そして、
付き合って10ヵ月後、そうあれは
付き合って10ヶ月の記念日。
別れは突然やってきた。
昨日放送していた「あいのり」
をみた。
夜勤だったので、お昼寝しながらみあごんのた。
よかったねぇ、新潟県民
みきはどうなるのか?と思っていたが
よかった。ちゃんと支えてくれる人と巡り合えて。
この「あいのり」というのは、
すべての出会いが偶然。
テレビで見ているときにこの人となら付き合いたいと
思ってもいざ行ってみると
その人はワゴンの中ではもう過去の人。
もしくは、
がんばるぞって思っても
一緒にいる人がたまたまキャラ系だったら
もうどうしよもない。
妥協するか、新しい人が来るまで待つか
事件を起こして帰国するか。
だからこそ、
しっかり恋愛をして
時間をおいて帰る恋人達には
賛辞を送りたい。
だって、現実は…
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